opinion18 考心「NO18」掲載

 (1)2006年5月21日の総会・講演会についての感想をお書き下さい。また、(2)会に対するご要望、ご意見などありましたらお書き下さい。

◆中島和三郎さん(78歳)
 1役員のご紹介がありましたが、発足以来という方が多くおられる中、今回新しい戦力が加わってくださったわけです。すすんでご奉仕下さっているわけで感謝申し上げます。
 2会員名簿配布を中止されたとのこと。それなりの理由があってのことですから、やむを得ないとは思います。あれを見ますと、遠くは佐渡の方、九州の方の名前もあったと思います。もちろん何の面識もないわけですが、ある種の親近感を覚えたのも事実です。知った人の名前があってびっくりしたり、そんな効用もあり、これが名簿の良さでした。

【会より】会員名簿の廃止は、平成17年4月より「個人情報保護法」が施行されたのにともない、考心会としても個人情報は、個人の人格尊重の理念の下に慎重に取り扱われるべきものであると判断、役員会において名簿の目的外使用があってはならないという理由で、名簿の開示を行わないことに決定しました。しかしながら、一緒に入院していた会員と連絡を取りたいという方もおられると思います。そのような方は役員にお問い合わせ下されば、連絡先をお教えすることができますので、お問い合わせください。

 ◆牛山博二さん(61歳)
 1南淵先生はいつも笑顔で良く、他の先生もお立てになり、とても良いと思います。皆で会を盛り立てているように思います。
 ◆中村享美さん (36歳)
 1新しい検査機器によって患者への負担が少なく、カテーテル検査できるようになったことは大変嬉しいことです。南淵先生も検査を受けてみて何か見つかったときの患者の気持ちが分かったのではないでしょうか。若い心臓外科医が技術を磨き患者が少しでもより良い状態になっていくのはとても嬉しく、今後も期待したいと思います。最近は患者が医者、病院を選ぶ時代であって、患者も自由にカルテを見たりできるようになったのは良いことですが、患者側も情報に惑わされることなく、しっかり医者と話をする。自分のことを分かってもらう努力をしなければと思います。いろんな病院で手術のビデオの配布や家族へのライブ中継をしていますが、そんなことをしなくても自分の執刀医を信じられる(技術を含めて)ようになることが、一番望ましいと思います。
 210周年の記念事業で、米田正始先生の講演をものすごく期待しています。
 ◆峰松伸年さん(70歳)
 1役員の皆様ご苦労様です。会長の健康が気になりましたが、くれぐれも健康に留意してください。10周年事業の成功を祈念しています。講演について、最近南淵先生がテレビに出すぎではないか、それによるストレスなどたまって大丈夫かなと思っていましたが、先生からそれについて話がありましたので安心しました。今後健康に留意されて、先生の八面六臂の活躍を期待しています。成和クリニックに素晴らしい機材が入ったそうで、大いに期待しています。
 ◆直江喜好さん(70歳)
 1南淵先生の有意義なお話大変ためになりました。お話しをお聴きしているうちに、肩の力がだんだんと抜けていきルンルン気分になりながら、楽しく聞かせていただきました。明日から生きる力をもらいました。有り難うございました。次回も参加したく楽しみにしています。
 ◆伊藤功一さん
 1小坂先生、藤崎先生、武藤先生のお話を伺い、南淵先生はいい先生方に囲まれて幸せだなと感じました。それも先生の人徳の賜でしょう。その先生方を育まれた成和病院で手術を受けた私は、何と幸せだったかと改めて思いました。
 ◆後閑幸子さん(55歳)
 1この会は2回目の出席でしたが、南淵先生をはじめ先生方のあたたかいお人柄にふれ、この病院で手術をしていただいて本当に良かったと改めて思いました。ちなみに私は弁膜症にて形成していただいて自分の弁で生活しています。病院を探している友人には力を込めて紹介しております。
 ◆岩瀬昭二さん(79歳)
 1バイパス手術後に老化と不具合で検査したいが、カテーテルに拒絶反応気味です。先生がお話しされた新装置(64列マルチスライスCT)のお話を詳しく知りたいと思います。
 2会員増加についての基本的な考え方と会則変更の関係が不明です。

【会より】近年、南淵先生や大和成和病院で手術を受けた方ではない方も、ご入会をいただいており、そうした方が少しずつ増えております。その意味では、より会の実態に即した会則にした方がよいということで、今回、会員合意事項の変更をいたしました。心臓手術を体験された方がお互いに情報交換し、学習を積み重ねることによって、よりよい術後のあり方を探るため、どなたでも入会できるように門戸を開いたという考えです。

 ◆小山英夫さん(73歳)
 1南淵先生の講演は回を重ねる毎に話し方に軽妙さが加わり、感心させられるばかりです。また最近のテレビ出演には自分なりの考えがあってのことで、必要性を感じているとのお話を聞いて納得しました。なお入院中、お世話になった武藤先生の姿に接することができて何よりでした。
 2月日を経るごとに南淵先生によるバイパス手術の恩恵に浴される患者さんが増えておりますが、それに沿って考心会の会員が増える半面、役員の皆様の運営の並々ならぬご苦労に感謝申し上げるばかりです。
 ◆広瀬昌之さん(58歳)
 1講演は楽しく分かりやすい内容でした。小坂先生、藤崎先生、武藤先生の話が聞けたのも良かった。南淵先生の言われた「日々生きている瞬間を享受する気持ち」を噛みしめつつ、自分も家族の力のみに頼ることなく生きていきたい。
 2手術前、両親の介護、看取りを終えて、日々を過ごしていた頃、出逢った新井満氏の「千の風になって」の唄が私の死生観を変えた。
 ◆奥田真砂子さん(61歳)
 1半年ぶりに南淵先生にお会いできて、また元気をもらいました。先生方のお話嬉しくお聴きし、患者仲間に会え、この会の良さを痛感しました。
 210周年行事という大仕事をしていただき、役員の方には大変なご苦労をおかけいたします。10周年記念のホテルでの開催について、コーヒー一杯ということでなく、会員からいくらか会費をとって、ジュースやサンドイッチ程度のものを出してもいいのではないでしょうか。

【会より】会費制というお話は、全く考えなかったわけではありません。ただ、私たちは心臓病の患者で、食事制限などもしております。アルコールを飲める人もいますし、飲めない人もいます。帰り道、何かあったら大変だという心配もしなければなりません。ですが記念行事ですから、少し雰囲気を変えてホテルで行い、講師も外部にお願いし心臓病にかかわる最新医学の状況を皆さん方に聞いていただくという内容です。せっかくホテルでやるのだから少しぐらいは何とかしてあげたいという思いが、コーヒーということで考えているわけです。従いましてフロア形式でやって飲食するという大がかりなことは考えておりません。あくまでも患者の会にふさわしい範囲内で節度をもってやりたいという考えです。

 ◆藤盛進夫さん(78歳)
 1興味深い内容の講演が聞けて大変勉強になりました。手術後3年が過ぎ、経過は良好です。医療技術の知識を少しでも覚えるためにも今後も講演会に出席し、規則正しく毎日の生活に心がけていきます。
 2別に意見はありません。会発足10周年を迎え、いろいろと大変なことと思いますが、よろしくお願いします。
 ◆前田栄子さん(72歳)
 1いつもは医師の話を聞く機会がないので、考心会に入ったおかげで高度のお話がきけて楽しみにしております。南淵先生はテレビでお会いしてますが、生でお会いすると人柄がよく出てホッとします。主人も元気になり今後も頑張っていこうと思います。ありがとうございます。感謝しています。
 ◆金田房子さん(59歳)
 1南淵先生はよくテレビに出られ、13年近く同じことを言い続けている。冗談で「進歩がないよ」と仰っていたけど、私は一市民として、どこで手術を受けたら良いか心底悩んでいたとき、TBSで南淵先生の話されたことで、納得のいく手術を受けることができ、今に至っています。大いにテレビに出られて私のように困っている方に朗報を与えてほいしいと思います。最近は本やテレビで話されているおかげで、病院のあり方が変わってきていることが感謝です。
 ◆八木純一さん(57歳)
 1頓宮会長はじめ、事務局の皆様ご苦労さまです。ありがとうございます。
 2南淵先生へ。心臓外科発展に関係のないテレビ番組、バラエティ番組やくだらない芸人とは一緒にテレビに出ないでほしいと思います。
 ◆星野義一さん(63歳)
 1南淵先生の講演はいつもながらユーモアを交えて最新の医療業界の現状、マスコミ(テレビ・雑誌)出演の裏話も披露され、楽しく聞くことができました。また今回は小坂先生、藤崎先生、武藤先生のお話しで本音を聞くことができ、有意義な一日でした。
 ◆和知和良さん(67歳)
 1考心会の先生、役員の皆様、ご苦労さまでした。毎回同じ病室で一緒に手術を受けた仲間と参加させていただいております。お仲間の方とお会いできる喜びと、先生方の講演もとても参考になりました。良い点は生活の中に取り入れていきたいと思います。
 ◆綿貫典雄さん(77歳)
 1久しぶりの良いお天気の中で考心会に出席しました。多くの方がお元気でお目にかかり、自分も含めて安心しました。南淵先生のお話しはユーモアがあり大変気持ちが良くなりました。先生がお元気で何よりです。
 ◆上繁高義さん(76歳)
 1何事によらずこのような会のお世話をされるのは大変なことです。それもおざなりでなく、毎回意欲的な計画を立てて着実に推進されている役員各位に改めて敬意を表します。講演会も南淵先生の独演会に終わらず、成和病院の諸先生のお話もうかがうことができ、誠に有意義に感じました。
 ◆加藤公郎さん(63歳)
 14月、成和クリニックに導入された「64列マルチスライスCT]に大変興味を持ちました。術後の冠動脈の詰まり具合いをカテーテルなしで見られるとは驚きです。保険はきくのでしょうか?

【会より】CT装置が1回転することで得られる画像がシングルでは1枚ですが、マルチの16列であれば16枚、32列の場合は32枚、最新バージョンの64列であれば一挙に64枚の画像が得られる装置です。当然撮影する時間が短くなり、例えば肺など30センチ程度の範囲を撮影した場合、シングルでは30秒でしたが、64列では3秒強で撮影できます。それだけX線の被爆も低減されます。CTの最も重要なポイントは画像の厚みです。例えば1ミリの腫瘍を発見したい場合、1枚の1ミリの厚さをもった画像では分からない場合がありますが、それが0・5ミリの厚みで画像ができたとしたら、1ミリの腫瘍も2枚の画像で観察できることになります。64列はそれほど優れたもので、その画像を3次元にした場合、薄ければ薄いほど正確な画像が作成できます。薄いということは画像間の連続性が保たれるということで、ハリウッド映画の1シーンのような画像が作成できます。大腸などを内視鏡で内蔵をのぞいているような画像も作成できます。造影剤を用いれば血管の走行が手にとるように分かり、細い部分や膨らんでしまった部分などが一目瞭然です。詳しいことや保険の適否については成和クリニックへおたずねください。

 ◆児玉浩さん(65歳)
 1先日テレビで小坂先生が心房細動についてお話しされておりましたが、友人が同じような症状が出たため病院を紹介し、受診しました。病院も患者の紹介を受けるようにしていただければ幸いです。武藤先生の紹介がた最近のエピソードの話があり、盛り上がりました。
 2今年は法事と日程が重なりましたが、会場が自宅の近くでしたので遅れることなく出席できました。ありがとうございました。次回も総会は近い所だと助かります。個人的な要望です。
 ◆小峰康信さん(75歳)
 1講演について申し上げます。患者さんの各々事業は異なることと思いますが、手術後のケアのこれだけは重要であると思うことを各項目をあげて箇条書きにして簡単に分かるよう、また、患者ができるような体操など手当をお話しくだされば幸いです。また気持ちの持ち方についてもお話いただけると幸いです。
 2会計は大変でしょうが、ぜひとも10周年事業を成功させてください。センチュリーでの再会を鶴首しています。小坂先生、他の先生の講演も拝聴でき、入院中に眺めている先生方の別な人柄を拝見できてよかった。これも一期一会。元気で参加できたこと、考心会の役員の皆様ありがとうございました。
 ◆袖山政位さん(65歳)
 1南淵先生の医療改革が着実に進んできたことに感謝しています。カルテの公開、ビデオによる手術の公開など、世の中変わってきています。大学病院のいい加減なところも改革が進むよう努力してください。
 2退院後の生活など元気に暮らす方法を会報などで紹介しあうなど工夫してください。

【会より】退院後の生活を元気に暮らす方法ですが、会員の方で、私はこれをやっている、この方法が効果的であるなど、食事や運動などを含め、実際に取り組んでおられることを原稿にして事務局までお寄せ下さい。「考心」紙上に掲載いたします。字数は600字程度でお願いします。

 ◆佐々木秀玲さん(66歳)
 1冒頭に話の糸口として紹介されたエピソード、多数の人なら看過してしまうことに、共鳴される先生の目の向け方に感動しました。患者の心情に寄り添った医療を提唱される先生の心のあり方が納得できました。翻って自身のあり様とは? と反省させられます。今回もまた考心会から人生観の会に出席した感がありました。
 2国民皆保険で日本が崩れていく医療状況をより詳しく知りたいと思います。武藤先生のお話しを伺い成和病院の真の良さが再確認できました。
 ◆服部清元(74歳)
 1先生方のお話を聞けたことがとても良かったです。家でテレビを一生懸命見させていただきます。
 2小児科の心臓病に力を入れていただきたいと思います。
 ◆下井敬一さん(61歳)
 1楽しい話も含めて有意義でした。良いスタッフが集まっているとしみじみ感じられました。
 ◆倉石和子さん(74歳)
 1本日は南淵先生をはじめ他の3人の先生の貴重なユーモアあふれるお話しを聞くことができたことうれしくて感謝しています。
 210周年記念事業の提案です、会費を徴収してコーヒーだけでなくサンドイッチくらい出してもいいのではと思います。会の事業は6カ月に1回ですが、私にとって月日の経つのは早いと思っています。役員の皆様は企画、準備と大変ご苦労も多いと思います。ありがとうございます。10周年事業大変とは思いますが、とても楽しみにしています。麻酔医師、臨床工学技師の方の講演もお聴きしたいと思います。

【会より】麻酔科医、臨床工学技師の講演については、今後検討してまりたいと考えています。

 ◆稲葉正幸さん(66歳)
 1総会について。配布の資料は用紙を統一して(A4サイズ)ホッチキスで止めて配布していただけたらと思います。講演について・南淵先生のお話はいつお聴きしても大変参考になります。
 210周年記念行事について。前回も提案させていただきましたが、大和成和病院の敷地内に記念植樹(桜)をお願いしたい。ホームページをよく拝見しますが、タイミングのよい更新をお願いしま
す。

【会より】資料については出来るだけ統一したものを揃えるようにしたいと思いますが、お時間がありましたら作業のお手伝いをしていただければ助かります。記念植樹については、考心会は大和成和病院とは独立した会ですので、会の都合で病院にご負担をお願いすることは出来ないと考えております。また、ホームページの更新については、行事の後できるだけ早めにと考えていますが、会報「考心」の編集発行が先になるため、どうしても遅れがちになります。ご了承ください。

 ◆大久保秀夫さん(69歳)
 1各種の連絡について、パソコン所有者はインターネットを利用して、通信費の削減を図ることを提案します。
 210周年記念の原稿をインターネットで送りましたが、確認のため、受領の返信が欲しい。

【会より】会からの連絡について、インターネットの利用は一つの方法ですが、会員の中で実際にインターネットをおやりになっている方がどのくらいおられるか。また、インターネット通信の場合は、文書のほか予算案や会計報告などを画像やPDFにして送る必要も出てくるため、役員一人に作業の負担がかかることにもなります。現状では役員全員で作業ができる郵送の方がまだベターかと考えております。