opinion8 考心「NO8」掲載

 本日の総会についての感想をお書き下さい。また、会に対するご要望、ご意見などありましたらお書き下さい。

◆73歳 男性
 会長の挨拶にもありましたが、昨年5月の総会で会の運営上、最低限のきまりについての説明がありました。来年の役員改選時には会計や副会長も決めていくべきだと思います。助け合いも400名を超える会員組織になると、組織上の確立を期すべき規約もしっかりしていくべきだと思います。
◆中島和三郎さん 73歳
 初めての精神科医のお話を聞き、心に残るものがありました。うつ病はよい医者を見つける。周囲の理解と協力が大事。薬ではなく心のケアこそ医療の中心だと思いました。また、看護士長の存在にも眼を向けたいと思いました。
◆68歳 女性
 考心会の会報は高い印刷代を払って3,000部製作しています。会員には郵送しており、病院で無料で配布することはないと思います。会報が欲しい方は、入会されると良いと思います。
◆塚腰栄一さん 76歳
 1年3か月前に手術をしました。今回初めて会に出席しました。いろいろ勉強になりました。今後は必ず出席し、お話を聞きたいと思います。私は睡眠薬を飲んでおり、今日はその話もあって大変ためになりました。
◆62歳 女性
 今日のような会で、幹事の募集を呼びかけると良いと思います。南淵先生はよくテレビ
などマスコミに出演なさっておられますので、その機会を利用して、医師のモラルや患者のモラルについてご提示下さい。
◆61歳 吉村悟一さん
 会の活動を活発にしていく上で、年2回の総会、講演会のほかに、地域別、ブロック別の会合をもって交流を広げてはどうでしょうか。
 南淵先生の現代の医療に対する鋭い切り込みは、確かにその通りだと思います。
 インフォームドコンセントがいわれ始め、大分変わってきましたが、まだ形式的なところに止まっているいるところも多く、医師と患者が対等に話すということは難しく、多忙な日常の中ではゆっくりと話す時間もないと思います。行き届いた医療、信頼と安心は、医者が心を開いて患者と対応するところから生まれると思います。
 南淵先生にはぜひその先覚者として新局面を開き、医療の改革を進めて欲しいと思います。
◆無記名
 通院の際に感じること。(1)待ち時間が長い。最近よく耳にする「1時間待ち3分診療」の感じがします。それは立派な先生がおられるためで内心嬉しいのですが、座る椅子が足りない時があります。補助椅子でも用意されてはと思います。(2)会計が遅い。機械の故障もありましたが、そんな時は一言あれば患者の気持ちも和らぐと思います。(3)新しい患者は検査順序の先々でまごついている人がいます。次の段階に移動する時に患者にははっきりと指示して欲しいと思います。注射の上手な看護婦さんの日は気分がよくなります。
◆61歳 男性
 会長はじめ役員の皆様のご労苦に感謝申し上げます。会員が400名近くになり、また、年間100名近い新規会員が増加してきますと、今のままでは運営が難しくなってくると思われます。ここでしっかりとした規約、ルールを制定して役員の役割分担を明確にすべきです。また、大和成和病院の支援を今以上にお願いすることが重要です。
◆秦哲一さん 男性 78歳
 南淵先生のお話は大変感銘しました。これからも本音の医療のあり方をお話して下さい。真実のお話は納得できます。
◆H・K生
 平成10年5月21日に執刀、手術を受けてから満3年、お陰様で元気です。考心会はいつも楽しみに出席しております。平均寿命を超え鬼籍が近づいた今日、元気に過ごせることに歓び感謝しています。うつ病について飯沼先生のお話は興味深く拝聴いたしました。
◆吉野一郎さん 75歳
 昔、母が子宮癌で癌センターに入院した際、ホームドクターの紹介状で、当時アメリカ帰りの主治医に病状や服用していた薬について話をしようとしたところ、「そんなことは分かっている」と一喝されました。病院、医師の専門志向が進み、素人に何が分かるかという中で、南淵先生の医者も患者も相互に情報を開示し、体質により手術も設計通りいかない場合もあり、脳梗塞などの偶発的事故を回避するためにも、情報の開示は必要とのお話は良かったと思います。
 冠動脈の細くなった疾患部に歯周病菌、ピロリ菌、クラミジア菌が発見されました。若い人で冠動脈疾患の人は歯周病の人が多いということから、イソジンでのうがいが予防になるとのお話でした。私も歯を磨くたびに、口腔、鼻腔までイソジンで洗うよう励行しています。
 私はアンケートに「不安がない」と記しましたが、飯沼先生のお話が進むにつれ、心を強く持たなければいけないという思いは強がりにすぎないと分かりました。
 知人の息子で折角一流大学を出て、一流会社に入ったのに、対人関係でうつ病になり、入退院を繰り返した末、30歳で自殺、やりきれない思いをしました。うつ病の薬は以前は副作用が強かったが、新しい薬は副作用も少なくなってきたとのこと。薬はあくまでも補助で、心の奥まで入って悩みを話せる心療内科専門医のカウンセリングが必要だと思いました。