紙上総会について
多数のご賛同のおハガキありがとうございました 考心会会長 吉村悟一
皆様にはお変わりなくお過ごしのこととお喜び申し上げます。総会の席でお顔を拝見できなかったことはとても残念でした。
新型インフルエンザについては、幸い夏に向う日本では沈静化に向っているようですが、世界保健機関(WHO)は警戒レベルを「フェーズ6に引き上げ」世界的な大流行と報道されています。日本でもこれから冬に向う11月以降の大流行がとても心配です。
さて、「平成21年度総会の中止とその後の対応について」のご提案に、多くの皆様のご賛同のハガキをお寄せいただき厚くお礼申し上げます。総会を紙上で行うという初めての試みでしたので、心の通わないところはあったと思いますが、幹事一同も「健康で健やかな毎日をくらしたい」という、皆様の気持ちとまったく同じところにありますので、これからも「考心会」へのご協力とご支援をよろしくお願いいたします。
今回の総会中止の決定につきましては「いい決断でした」「私も心配でした」などの声を聞かせていただき、総会を中止したことは間違いなかったと思っております。しかし、総会を開催できなかったことは、皆様が楽しみにしていた南淵先生や倉田先生にお会いする機会や講演を聞く機会を奪ってしまったことですので、大変辛い思いをしております。また、幹事会でも通常以外の緊急の作業が入り多忙をきわめることになりました。これから秋の講演会では、新型インフルエンザの流行がないことを願うばかりです。
総会の議事についてですが、第1号議案「平成20年度事業報告」、第3号議案「21年度事業計画案」では特にご意見はありませんでした。しかし、第2号議案「20年度会計報告」、第4号議案「21年度予算案」の件では、「予算の組み方」に関わって「第2号議案・収支・支出ともに過剰見積もり」「第4号議案・21年度予算は20年度予算ベースとなっているが、20年実績から差額の大きいものは見直す必要はないか。例・会議費・通信費」というご意見とご提案などがありました。
確かにご指摘はごもっともなご意見だと思います。それでは何故過剰と思われる予算案にしているのか、という理由をご説明したいと思います。
一年間の活動ではどんな事が起こるか判りません。今回の「総会中止」もその一つの例です。総会の中止で「講師料」の予算は使いませんでした。しかし、中止に伴う皆様への諸連絡等の「通信費」は大幅な支出増となりました。もし去年の実績をもとに予算を組んでいたら間違いなく赤字となっていました。「会議費」や「交通費」についても、何か問題が生じたら緊急会議を開かなければなりませんが、それ以外に新たに幹事をやっていただける方の予算もそれなりに見込んでおります。年度途中で予算の組み替えができないため、そういったことを配慮して多少多目に予算措置をしています。
しかし、これまでの会計報告でもご承知のように、予算措置をしたらそれを年度内に全て使い切るという会計手法は執っておりません。出来るだけ無駄のない使い方をして、余ったら次年度へ繰り越しをしてきました。
患者の会という任意団体として一番気をつけなければいけないことは、「お金の使い方」と「処理の仕方」だと思っております。そして、お金の使い方を見ればその会の概要がつかめるとまで言われています。ですから、会費の入金処理と会計処理には特段に注意を払い、出来るだけオープンにするよう心がけているつもりです。ぜひ今後ともそうした考えで処理していきますので、ご不審な点がありましたらいろいろとご意見をいただければ幸いです。
最後に、この場を借りて二つばかりお願いしたいことがあります。一つは、最近メール便で配達させていただいておりますが、転居等により戻ってくる封筒が増えています。戻ってきた書類は再度、郵便で発送して正確にお手元に届く努力をしております。そこで、もし転居された方は事務局までご一報してください。
二つは、大和成和病院のお近くにお住まいの方で、大和、相模原、藤沢、鎌倉、横浜、座間、海老名、綾瀬、町田各市の方で考心会の幹事をしていただける人はおりませんでしょうか、幹事になって良かったと思うことは、同病の人たちの幹事同士が交流できて、生きがいを感じられることです。「それでは私も」と思われる方がありましたら、事務局長までお声を掛けてください。お待ちしております。
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