考心会の絆で自分の身体をいたわりましょう        長尾慎一

 新人の長尾慎一です   
 考心会のみなさんこんにちは、大和市南林間の長尾愼一です。平成22年4月20日、倉田先生の執刀で、大動脈閉鎖不全の生体弁置換手術を受けました。手術前の息切れなど今は、記憶の彼方になりました。菅原先生と倉田先生から手術の必要性の説明を何度も受けて、今ひとつ理解ができず、2年くらいかかり手術をお願いしたのです。倉田先生、菅原先生の根気強い説明に、ただただ感謝しています。症状が少しずつ重くなり大変なことになっていると気がついた時は、寝ていると枕を通して動悸が聞こえ、眠ることさえ大変でした。
 無事に手術が終わり、病室から見た窓の外は新緑がまぶしく、思わず生きているんだと叫びたい気持ちで、辛かった分嬉しい思い出になりました。倉田先生からとにかく歩くように言われ、おかげ様で見違えるように元気になりました。
 さて考心会に入会して何度か総会、講演会に参加させていただき、参考資料もいただきました。いつもお世話になるばかりで申し訳ない気持ちでいると、吉村会長から予期しないお電話をいただきました。これも何かのご縁で、お手伝いをさせていただくことになりました。
 今回、平成25年5月の総会の会場予約をさせていただきました。会場は大和市保健福祉センターです。11月1日に抽選会が行われ、当日8時25分に着いて申し込んだ時は7番目でした。この後、別室で抽選会が始まるのを待ちます。狭い部屋に25人の申し込み者がいて和気藹々でした。クジをひいた人の番号順に空いている日を記入していきます。私のくじは17番でした。つまり16人の方が先に記入した残りの空いた日を書くのです。希望は5月12日か19日のいずれかでしたが、その日は埋まってしまい、吉村会長のご指示を仰ぐことにして、連休初日の5月3日となりました。日曜日の希望でしたので、運とは言え申し訳ない気持ちでした。
 私たちは心臓手術が終わっても大丈夫とは言えません。術後、健康な生活を送るには、やはり医療関係者の皆さんに感謝の気持ちを忘れず、家族、職場のあたたかい理解をえて、考心会の強い絆でご自分の身体をいたわりましょう。
 幹事会の皆さんは、初めてお会いしたとは思えませんでした。有り難いです。私は3つの患者の会に入会しています。角膜移植患者の会、マルファン症候群の患者の会の、NPO法人日本マルファン協会です。こちらはSNS、ソウシャル、ネットワークキング、サービス患者さんの交流サイトで、全国の患者さんとつぶやき、ブログをしています。長尾のハンドルネームは「しんちゃん」です。最後に考心会です。どうぞよろしくお願いいたします。
 趣味は音楽です。jazz、ROCK、AppleのiPad2、それとブログ。これは500回を超えました。この原稿を書いている日は60回目の誕生日です。仕事は父から税理士事務所を引き継いでいます。手術日は父の命日でした。現在両眼の白内障で人のお顔はわかりません。お許しください。(2012.10.10)