心臓外科医

南淵明宏著
大和成和病院
心臓病センター長

講談社
\1,600(税別)

 「ブラックジャックによろしく」で知られるDr南淵が、医療界の病巣を抉り、医師の責任と覚悟を問う。

 私が医師を目指したのは、病院や医師の理不尽さへの憤りからだった。
 医療の現状、医学界の掟の犠牲者は患者である。
 日本の医療を駄目にしている主犯は「医局」である。
 医師と患者には1対1の契約関係が成り立っている。
 医師の裁量権をごまかしに使うな。
 医師が臆病であることの大切さ。
 心臓手術の累計500例以上が専門医の条件

第1章 医師である根拠とはなにか
第2章 日本の医療システムの表と裏
第3章 困った医局員ととんでもない教授たち
第4章 心臓外科医の隠れたる素顔
第5章 国際レベルの心臓外科医を育てるCOMIC構想