心臓は語る

南淵明宏著

PHP新書
\720(税別)
2003年12月3日

 ブラック・ジャックも驚く入門心臓学
 運動後に心臓がバクバク、好きな人の前で胸がドキドキ……そんなことでもないかぎり、ほとんど顧みられない私たちの心臓。まじめで文句も言わず1日10万回、80年間働きつづける心臓も、ときには不満を語り出し、狭心症や心筋梗塞、突然死を招く心室細動を起こすことも。うまくつきあわないと、生命の危険にさらされるのだ。「運動や睡眠はほんとうに体にいいのか?」「ストレスは大敵なのか?」といった疑問から、心電図の簡単な見方、医者との賢い接し方まで、第1線の心臓外科医がやさしく解説する入門心臓学。
【内容】
●心臓は江戸っ子のようなもの
●恐竜の心臓はどうなっていたのだろう?
●心臓に記憶はあるのか?
●「スポーツをやっている人は長生きできない」はほんとううか
●脈拍が最大となるのは、じつは睡眠中?
●「寝起きが悪い」のは当たり前
●最高血圧×脈拍で心臓の仕事量を知る
●医者に痛みを説明するときのテクニック
●除細動器の一般利用を認めるべし
●心臓のほんとうの「重み」