第11回総会(2007年5月4日・藤沢市民会館第一展示室)

好評のグループ討論・南淵先生の講演も

 「考心会」の平成19年度(第11回)総会が、5月4日、藤沢市民会館第1展示ホールで開かれ、連休中にもかかわらず250人を超える会員と大和成和病院からも南淵明宏先生をはじめ医師、看護師、職員の皆さんの出席をいただき、盛大に開かれました。
 総会では頓宮雄三会長があいさつに立った後、議事進行に入り、平成18年度事業報告、会計報告、監査報告、平成19年度事業計画案、予算案の説明が行われ、すべての議案が原案通り全会一致で可決承認されました。
 平成18年度は会創立10周年という記念すべき年に当たり、5月に総会、10月には記念事業として南淵明宏先生と米田正始先生(京都大学医学部心臓血管外科教授)の記念講演を行ったほか、記念誌『心臓病との闘い』の出版に取り組みました。収入面では会費のほかに30社を超える法人企業から250万円を超える広告収入や寄付をいただいたほか、記念誌の販売も好調で、755万5千459円という大型予算となりました。
 決算では無駄を省いた堅実な運営により、248万3千202円という過去最高の繰越金が出る健全財政となりました。 このほか、新幹事として昨年1年間会務のお手伝いをしていただいた浅野恵子さんが3月の役員会で正式に幹事に承認され、総会で紹介されました。
 平成19年度は総会・講演会・グループ討論と秋の講演会の2つの事業を計画、予算面では534万7千202円の規模となり、このうち特別事業準備金(周年事業など)として140万円を計上いたしました。
 総会に引き続き南淵先生を講師に迎え、「医療講演会」を開催しました。南淵先生はユーモアを交えながら、ご自分の著者やネット社会での匿名情報の発信と個人情報保護法の問題、テレビや印刷物、ネット上を介して自分の名前で意見を言うことの大切さ、テレビ番組の内容などについてお話をされました。
 第2部は会員に好評の「グループ討論」が行われました。僧帽弁などの弁置換術、大動脈瘤、冠動脈バイパス術を受けた方など、1グループ15人ほどに分かれ、自己紹介から始まり、病気の原因、手術の内容、術後の生活などを話し合いました。討論修了後は各グループから質問が出され、南淵先生が1つ1つ丁寧にお答えしていました。
 また、当日は南淵先生から会に対して、著書『医者の涙、患者の涙』(新潮文庫版)300冊の寄付があり、参加者全員にプレゼントされました。

行事参加傷害保険

 今年度から「行事参加傷害保険」に加入しました。会の行事に参加した会員(25人以上)を対象に、事故に遭われて怪我をした場合、入院費日額3,000円、通院費日額2,000円(最高180日まで)が支給されます。対象になる方は事務局までご連絡下さい。